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LLP動物法務協議会関東ブロック > メールマガジンバックナンバー > Vol.76
ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン バックナンバー |
動物法務協議会 Presents 〜 Vol.76
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◆ ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン ◆
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『ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン』は
動物法務協議会が発行する動物関連のメールマガジンです。
動物に関する裁判や事件、法令改正の情報や
ペットトラブルに関する記事、エッセイ等をお届けします。
───────────── ◆ ───────────── −トラブルの原因−
例えば、犬の咬傷事故があったとします。
通常は、加害者側が誠意を尽くし、
しっかり謝罪し、治療費などを負担するということをすれば
まずは、穏便に収まるはずです。
私のところに来る相談というのは、
加害者に誠意が見られない・・・
こういうことが多いですね。
「ちゃんとした謝罪の言葉がない」
「どっちが被害者だかわからない」
「治療費を払わないと言っている」
「初めは穏便だったが、お金の話を始めたら、態度が豹変した」
などなど。
ペットが起こしたトラブルではありますが、
最終的には人間同士の問題です。
本当にちょっとした気遣いがあれば
避けられただろうというトラブルは少なくありません。
−まずは、ゴメンなさい!−
咬傷事故が発生した場合。
まずは、「ゴメンなさい」「申し訳ありません」「すみません」
などの、謝罪の言葉を口に出しましょう。
それから、「大丈夫ですか?」という相手をいたわる言葉ですね。
火事においては初期消火が大切と言いますが、
咬傷事故も初期の対処が大変重要です。
その時の態度が、あとあとの交渉時に
大きな障害(多くは被害者側の心のしこり)になることが
多々あります。
例えば、こんな人たち。
・自分のペットがとんでもないことをしてしまったということで、
パニック状態になってしまう。
・自分のペットを叱るばっかりで、相手に対する言葉がない。
・何事も無かったようにふるまう。→論外です。
−トラブルへの対処方法−
咬傷事故に限りませんが(交通事故なども同じ)
自分のペットがトラブルを起こしたら、まずは落ち着くこと。
前述したように、
パニックになってしまったり、自分のペットを叱るばっかりで、
相手に対する気遣いがないという事態は
絶対に避けたいところです。
人間は感情の動物。
相手方のちょっとした態度や言葉に敏感に反応します。
とりわけ怪我をして痛い思いをしている被害者にとっては
加害者側の言葉尻に、深い憤りを覚えたりするものです。
そういう感情のもつれが高じて、
取り返しのつかないことになるケースが多いのです。
裁判などに発展すれば、
それだけでお互いに要らぬ神経をすり減らすことになります。
また、時間的・経済的な損失もバカになりません。
どんなに気をつけていても、
なんらかのトラブルは起きてしまうもの。
予防することも大切ではありますが、
起きてしまった場合の対処法も重要なことを
飼い主の方々には、認識して欲しいものだと思います。
(文責;行政書士 マルケン事務所 所長 福本健一)
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