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LLP動物法務協議会関東ブロック > メールマガジンバックナンバー > Vol.7
ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン バックナンバー |
動物法務協議会 Presents 〜 Vol.7
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◆ ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン ◆
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『ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン』は
動物法務協議会が発行する動物関連のメールマガジンです。
動物に関する裁判や事件、法令改正の情報や
ペットトラブルに関する記事、エッセイ等をお届けします。
───────────── ◆ ───────────── Vol.2、Vol.3 で、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に
関する法律(以下、外来生物法)について、お知らせしましたが、
環境省はさらに、外来生物法の規制対象に、
中華料理の高級食材の上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)やアメリカミンク、
ウシガエルなど42種類の生物を追加選定しました。
一般の意見を募った後、政令で正式に指定し、年明けにも輸入や飼育、
販売を原則禁止するようです。
上海ガニは、食材として輸入されるほか、休耕田を利用して国内でも
養殖されていますが、逃げて野生化すると、在来のモクズガニと交雑したり、
土手に巣穴を作って浸食被害を及ぼしたりする恐れがあるとのことです。
上海ガニ規制後は、料理店は同省の許可を得れば上海ガニを仕入れること
はできますが、個人が生きたまま購入することはできなくなるようです
(外来生物法第八条)。
また養殖には、逃げられない設備が必要です(外来生物法第九条)。
上海ガニの規制対象への選定とは別に、5日に開かれた環境省の特定外来
生物全体会合で、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)やアメリカザリ
ガニなど6種を今後指定する方向で検討していく方針のようです。
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Vol.6で、動物虐待についてお知らせしましたが、今度は
猫の里親募集に応じた大阪市の女性が、譲り渡した大阪府内の女性8人に
よって、訴えられました。
大阪府内の女性8人が、それぞれ保護した捨て猫の新たな飼い主をインタ
ーネットなどで募集したところ、大阪市の自称デザイナーの女性が、
大切に育てる、終生の家族として迎えたいということで、
2004年9月から11月にかけて14匹の猫の里親募集に応じたそうです。
ところが、猫を譲った女性8人が、猫に会わせてほしい依頼したところ、
その里親の女性は拒否し、同年12月ごろには14匹とも女性の部屋から
いなくなっており、年明けごろには女性と連絡が取れなくなったというこ
とです。裁判の結果が待たれます。
ある保険会社のコマーシャルでは、よーく考えよう〜、と歌っています。
そして、お金は大事だよう〜、と主張しています。
猫の里親募集が、直ちにお金の問題につながっているのかは、私達には
まだ不明です。しかし一方で、私達の社会では、お金を偏重する気風は、
徐々に強くなっていると感じられます。
民法上は物とされている猫が、お金の問題に関連するケースはいくらでも
あるでしょう。私達が省みるべきものは、お金以外のところにあるような
気がしてなりません。
(文責: 佐々木守)
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