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LLP動物法務協議会関東ブロック > メールマガジンバックナンバー > Vol.72
ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン バックナンバー |
動物法務協議会 Presents 〜 Vol.72
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◆ ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン ◆
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『ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン』は
動物法務協議会が発行する動物関連のメールマガジンです。
動物に関する裁判や事件、法令改正の情報や
ペットトラブルに関する記事、エッセイ等をお届けします。
───────────── ◆ ───────────── 今回も狂犬病について、ふれてみたいと思います。
狂犬病については、いわゆる「感染症法」や「狂犬病予防法」
等にもとずいて、
1)飼い犬の登録、
2)狂犬病予防注射、
3)未登録犬の捕獲、
4)検疫の徹底、
を行われています。
しかし、最近のペットブームにもかかわらず、登録や狂犬病
予防注射が徹底されず、ここに来て、狂犬病の再発が懸念されて
います。
茨城県では、「世界における狂犬病の発生状況」を掲載した
チラシをつくり、狂犬病予防注射の励行を呼びかけるとともに、
「狂犬病ハンドブック」を発刊し、県民に対する啓発に努めて
おりますが、日本の場合、犬以外のペットに対する狂犬病等の
予防注射が義務化されていないこともあり、危険度がまして
いるとも言われています。
日常生活においては、一寸した気配りによって、狂犬病や、
動物感染症を予防する事も出来ると言われています。
1.平素の気配り
◎ ペット犬の登録や予防注射を励行する。
◎ 口移し食事や同一布団に寝るなど過剰な
ふれあいをなくする。
◎ 動物に触れた時は、手洗いを励行する癖を
つける。
◎ ペットの身の回りを清潔にし、水や食事の
取り替えをこまめに行う。
◎ ペットの糞尿は、速やかに処理し、空中に
飛散しないよう配意する。
◎ 室内でペットを飼養する場合は、特に
換気をよくする。
◎ 子ども達が、公園等の砂場等で遊んだ場合等には、
必ず、うがいや、手洗い、洋服の着替え等を
励行する。
◎ ペットについても、定期健診を受け、
病気を早期に発見する。
◎ ペット愛好者が、体の不調を感じた時は、
早めに診察を受ける。
2.渡航前の免疫獲得
海外、特にアジア、アフリカ方面に旅行する場合は、
計画的にワクチン注射を行い、免疫を獲得しておくことが
必要です。
渡航前ワクチンは、4週間間隔で2回、更に6ヶ月後に
1回行う必要があると言われていますが、現在日本には、
ワクチンが 不足している為、あらかじめ、保存病院を
確認しておく必要があります。
なお、旅行する場合には、狂犬病の野犬等に咬まれた
場合のことを考えて、ズボンを着用するのがよいかも
しれません。
3.万一犬猫等に咬まれた場合の対策
海外で、狂犬病にかかっているおそれのある動物に
咬まれてしまった場合、すぐに水洗いをして医療機関で
傷口を治療し、ワクチン接種をします。
ワクチンの接種は、発病前のほうがよいと考えられて
います。傷口を口で吸い出したりしないことも大事です。
さらに、現地医療機関への受診の有無にかかわらず、
帰国時に検疫所(健康相談室)に相談するのも良いと
考えられます。
<注>東南アジア、欧州、アフリカ地域で鶏インフル
エンザが発生拡大し、鳥から人への感染事例が見られます。
一般に鶏との濃厚接触で感染しますので、生きた鳥が売ら
れている市場や、養鶏場には、訪れないようにし、
死んだ鳥には触れない、又手洗いやうがいを励行するよ
うに心がける必要があります。
文責;大内
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