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LLP動物法務協議会関東ブロック > メールマガジンバックナンバー > Vol.65
ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン バックナンバー |
動物法務協議会 Presents 〜 Vol.65
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◆ ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン ◆
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『ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン』は
動物法務協議会が発行する動物関連のメールマガジンです。
動物に関する裁判や事件、法令改正の情報や
ペットトラブルに関する記事、エッセイ等をお届けします。
───────────── ◆ ───────────── 狂犬病や鳥インフルエンザなど動物から人にうつる感染症が世界的に
問題になっていますが、病原体は実に100を超える種があるのです。
人畜共通感染症、人獣共通感染症、動物由来感染症、ズーノーシスなど
といわれていますが、意味は同じで厚生労働省では「動物由来感染症」
が使われています。
さて今回は、「猫ひっかき病」。
変わった病名ですが、主に猫にひっかかれたり、咬まれたりしたときに
うつる感染症で、新興感染症として注目されているようです。
ちなみに英語でもcat scratch disease なのでまさにそのままですね。
病原体はバルトネラ菌で、この菌を持っているノミに刺されたり、
また、割合は低いですが犬からも感染します(ただし、犬の場合も、
『猫ひっかき病』です)。発生が7月〜12月に多いことからノミの
発生時期と関わりが深いと考えられています。
猫や犬は感染しても無症状ですが、人は感染すると発熱やリンパ節の
腫れなどの症状が出るので病院で抗生物質による治療が必要です。
ただ一般の医師の中にはペットからの感染症についての認識が若干低い
こともありえるそうなので、正しい原因が判明しない可能性もあります。
診察時にペットの飼育環境や心あたりを医師に伝えることで適切な診断
と治療を受ければ、必ず治癒しますので留意したいものです。
予防法としては、当然猫にひっかかれたり咬まれたりしないことですが、
過度なスキンシップによる接触を避ける、傷ついた場合はよく消毒する、
猫、犬の爪は切っておくなどが挙げられます。
そしてノミがこの病気の病原体を媒介しますので、猫に付くノミの駆除
と予防が極めて重要であり有効であるということです。
私はといえば、同居の猫によくちょっかいを出してはひっかかれたりして
いますが、発症の兆候もノミもなく、安堵しつつ振り返りみると・・・
そういえば、先日たまたま通りかかった駐車場に仔猫のノラがいたので
たまたま!持っていたかつお節をあげようとしたら警戒され猫パンチを
受けて手に小さい傷を負いました。
幸い発症はしていませんが、気をつけなければいけませんね。
数日から2週間といわれている潜伏期間を未だ経過していないのが少し
気になるところですが。
(文責:河野基史@行政書士河野事務所)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kohno/
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