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LLP動物法務協議会関東ブロック > メールマガジンバックナンバー  > Vol.58

  ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン バックナンバー

動物法務協議会 Presents 〜 Vol.58

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◆ ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン        ◆
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 『ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン』は
動物法務協議会が発行する動物関連のメールマガジンです。

 動物に関する裁判や事件、法令改正の情報や
ペットトラブルに関する記事、エッセイ等をお届けします。

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皆さん、こんにちは。
今週のメールマガジン担当の山中です。
宜しくお願いいたします。

さて、皆さんはもうすでにご存知かとは思いますが、
最近、動物好き&動物業界にとって大変ショッキングな
事がありました。

京都市在住および横浜市(2年前からフィリピンに滞在)の
60代の男性が、フィリピン滞在中に犬に噛まれたことが
原因で狂犬病を発症。うち、京都市の男性は死亡した。

医学が進んでいる今の世の中でも、
『発症後の死亡率はほぼ100%で、有効な治療法はない』
とされています。

あらためて「狂犬病」の恐ろしさを思い知らされました。
ということで、今回のメールマガジンは、当初予定して
いました

「ペットオークションの現状」を次回以降に延期し、
「狂犬病対策について」思うところをお話いたします。
(「狂犬病」についての詳細は、ニュースや新聞などで
 とても大きく取り上げられましたので、今回は省略さ
 せていただきます)

私は、ペットショップに勤めておりますので、子犬販売時には、
お客様に「契約内容の説明」や「販売時の重要事項説明」、また
お客様からの質疑にもお答えしております。

そのなかで、意外と多い質問は、
「狂犬病の予防接種って、別に打たなくてもいいんですよね?」
というもの。

最近はこのような質問には慣れてしまいましたが、
最初は驚きました。ペットを飼い始める方の、飼養に関する
認識不足を感じました。

初めてワンコを飼う方ならまだしも、ちょっと前まで飼って
いた方や、数年前まで飼っていた方からもこのような質問を
されたことがあります。

「えっ!?じゃあ、今までどうしてたの?」と聞きたくなる
こともありますが、ご存じないようなので、その場で事細かく
説明させていただいております。

確かに国内では、1950年狂犬病予防法の施行による
・飼い主の登録(第4条規定)
・ワクチン接種の義務化(第5条規定)
・徹底した野犬の捕獲(第6条規定)
によって、1956年以来(この度の2件は除く)犬・人共に
狂犬病の発生はなかった。

そのため、日本国内で全体的に狂犬病の恐ろしさというものが
忘れられている様に思われる。

現に、犬への狂犬病ワクチンの摂取率は近年、低下して
いるものと懸念されている。(全国平均で4割弱の摂取率)

●「どうせ、摂取しても効果がなさそうだし・・・」
 (皆さんの協力があるからこそ、ここ50年程は
  発症していないんです!)

●「ワクチン、フィラリア、狂犬病・・・費用がかかるんだよ
  なぁ・・・」
 (飼養のための必要経費です!狂犬病予防は、
  獣医さんでは3000円程からです。)

●「打ちに行くのが面倒なんだよね」
 (年に一回のものです。そんな事言わずに、連れて行って
  あげてください!)

●「ウチの子は注射が嫌いなんでね・・・」
 (オタクの子に限った話ではありません!そういう子は
  多いです。)といった、飼い主の身勝手な判断で接種して
  いない犬も多いでしょう。
  *( )内のセリフは、ワタクシの個人的な心の叫びです・・・

なかには、予防接種後に体調を崩すワンコもいます。
そういうワンコの飼い主は「接種を止めよう」と独断せずに、
かかりつけの獣医さんに相談してください。
何らかの解決法を見出してくれることでしょう。

最後になりましたが、「狂犬病」については、飼い主及び
動物関係業者並びに自治体等の法令遵守・努力・協力によって、
安全で住みよい環境が保たれています。

国内の感染ではないにしても、今回の例を教訓として、
狂犬病の恐ろしさを認識し、再度、個々人でも危機感を持つことが、
狂犬病対策に関するわが国の今後の課題だと思います。

    ■山中一馬どうぶつ法務事務所■ 
      行政書士 山中一馬
〒702-8043 岡山県岡山市平福2-3-11
Tel:080-3877-8185 Fax:086-262-5152
Mail: animal-support@office-kazu.com
HP http://www.office-kazu.com/




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