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LLP動物法務協議会関東ブロック > メールマガジンバックナンバー > Vol.54
ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン バックナンバー |
動物法務協議会 Presents 〜 Vol.54
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◆ ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン ◆
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『ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン』は
動物法務協議会が発行する動物関連のメールマガジンです。
動物に関する裁判や事件、法令改正の情報や
ペットトラブルに関する記事、エッセイ等をお届けします。
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皆さんこんにちは。
最近相談が多いのですが、今日は良い動物病院や獣医の選び方の
ポイントについて少しおしてみようと思います。
私の場合、インターネットや電話による無料相談を受け付けて
いるんですが、最近は動物病院に関する相談やトラブルがかなり多く
きています。なぜ動物病院でのトラブルが多いのでしょうか?
これには病院側、つまり獣医の側と飼い主の側の双方に原因が
あるように思います。
ひとくちに獣医といっても、実際に扱う動物は多岐にわたるわけで、
すべての動物に精通している獣医なんているわけがないですよね。
人間の場合でも、内科や外科などそれぞれの専門にわかれていることを
考えれば、当然のことだと思います。にもかかわらず、商売になるからと
言って、何の動物でも取り扱ってしまい、いい加減な治療を行って
しまう場合がよくあるようです。
一方、飼い主の方では、獣医はどんな動物でも直してくれるように
思いこんでいる方が多いのではないでしょうか。そして、すべて獣医
任せになってしまい、結果的に獣医の好きなままに治療されること
となり、十分な説明や治療効果も得られないままに、高額な治療費を
請求されることにもなるわけです。
では、こうしたトラブルを防ぐにはどうしたらよいでしょう。
もちろん良い病院や獣医さんを探すことが大事なのですが、何を基準に
選べばよいかがよくわからないと思います。
そこで私なりの考えですが、次のような点を参考にしてみては
どうでしょうか。
(1)セカンドオピニオンの実践
ペットを育てるということは、獣医とは長いお付き合いを
していかなければならないと言うことですから、安心して
任せられる獣医を見つけることが大事なことです。
そのためには、安易に病院を決めるのではなく、
セカンドオピニオン、サードオピニオンの労を惜しまず実践して、
信頼できる病院を見つけることです。自分の診療に自信を
持っている獣医であれば、セカンドオピニオンについての
質問をしても、きちんと答えてくれるはずです。
もし、セカンドオピニオンの話をして、あからさまに拒絶反応を
示すような獣医であれば要注意だと思います。
(2)わからないことや疑問はよく聞くこと
何でも獣医任せにしてはいけません。
わからないことは必ず確認すること。
これに対して、説明が不十分であったり、きちんと答えない
ような獣医であれば、気をつけた方が良いと思います。
(3)評判を良く聞くこと。
インターネットの情報などだけではなく、実際にそこに
通っている方にその病院の評判を良く聞くことだと思います。
その場合にも、先ほど申し上げたように、獣医にも得意な
動物というのが必ずあるはずですから、自分のペットと
同種の方に話を聞く方が良いでしょう。
最初は話しにくいでしょうが、同じペットを愛する方同士
ですから、声をかければ、ペット談義になるはずですから、
そうした中で、本当の情報が得るようにすべきです。
(4)インフォームドコンセントは十分に行っているか
人間の医療でも同じことが言われていますが、
やはり治療方針や治療方法、その他十分な説明をして、
飼い主の同意を得てから行っているかどうかが重要です。
獣医師会でも、こうしたインフォームドコンセントの徹底を
勧めていますので、これを行っていない獣医の場合は
注意が必要でしょう。
(5)ペット保険制度へ加入しているかどうか
保険制度に加入していると、病院はきちんとした
カルテを作成して請求書を出さなければなりませんから、
いい加減な治療費を設定したり、架空の請求なども
できない可能性が高いので、こうした制度に加入してい
る病院は比較的信頼度が高いと思われます。
(文責:山屋孝裕 @山屋行政書士事務所)
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