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動物法務協議会 Presents 〜 Vol．23
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◆ ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン ◆
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『ペットトラブル・ペットビジネス強力サポートマガジン』は
動物法務協議会が発行する動物関連のメールマガジンです。
動物に関する裁判や事件、法令改正の情報や
ペットトラブルに関する記事、エッセイ等をお届けします。
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平成１８年３月１日号、広報ちがさき（茅ヶ崎市発行タブロイド版）には、
１ページ全体を使って犬の飼い方についての記事が掲載されていました。
タイトルは「あなたの愛犬が嫌われ者に？」、
サブタイトルは「マナーを守って飼いましょう」ですが、ここでも犬が
家族の一員となっている旨が、写真入で記載されています。
茅ヶ崎市では、犬の登録頭数が１万２０００頭を越えていて、市に寄せら
れている苦情が大文字太字で紹介されています。曰く、
●リードなしで散歩している。子どもが襲われないか不安だ。
●毎朝、門柱におしっこをされています。門は変色するし、夏場は
におうので困っている。
●散歩中にブラッシングをしているため、毛だまりが道路に落ちて不衛生だ。
●自宅前の道路が犬のふんだらけ。
そして、「飼い主基本３カ条」がまとめられています。
●ふんは持ち帰る
●尿には水をかける
●散歩のときはリードをつける
ここでの写真は、尿に水をかける飼い主とそれを見る犬の写真です。
一昔前までは、こういった記事は、たまに猫のおしっこについて出ていた程度
で、あまり見かけることはなかった気がします（といっても私の感想ですが）。
次に、「〜愛犬が地域に受け入れられるために〜」との獣医さんの話も
掲載されています。そこでは、しつけの話、散歩中のマナー、飼い主の
姿勢が重要であることなどが、ここでも写真入りで説明されています。
昔から、あかちゃんの健康相談や育児記事は（当然のことですが）数多く
見てきましたが、犬の飼い方まで、丁寧に記事にするようになったのだ、
と感じた次第です。
ページの一番下には、「狂犬病予防注射」のお知らせが載っています。
以前は、せいぜいこのあたりの記事だけであったように思います。それも
ごく簡単な紹介ではなかったでしょうか。
ペットは、今後も増えるでしょうが、それとともに飼う側と飼わない側の
意識の差は、あちこちでより顕著になるのかもしれません。両者の距離は、
徐々に開いていくことも考えられ、その間を埋め合わせる接着剤のような
ものが求められるでしょう。
それは、飼う側にはマナーとして求められ、飼わない側には社会で共生する
ものとしての理解として求められことになりますが、その両者の妥協点が
きちんと確定されるまでには、今まで以上種々の問題が顕著になることが
考えられます。
我々行政書士の貢献が、さらに求められることになるのかもしれません。
（文責、佐々木守）
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